色彩とは光が網膜を刺激し、大脳の視覚中枢に伝えられた興奮が生じさせる感覚である。これらの絵画は戦後のアメリカにおける色面抽象やカラーフィールド・ペインティング、ヨーロッパを中心とするモノクロームの作品に影響を与え、支持体を色彩あるいは単色の色彩で覆い尽くすことによって既存の「絵画」の枠組みを解体しようとする動向を生み出した。

太陽光をプリズムで分光してできる7色のスペクトルをもとに基本的3属性(色相、明度、彩度)によって表わされる。近代以降、色彩は遠近法に従う厳格な空間構成、対象の再現的表象から絵画を解放する要素として捉えられるようになる。