『源氏絵』とは、源氏物語の世界を室町時代の足利将軍を題材にしながら、徳川幕府の大奥を描き出した『偐紫田舎源氏』という小説に歌川国貞(後の三代豊国)が各ページにつけた挿絵が起源となっています。
源氏絵は将軍家の風俗や遊びなどを多く描いており、絢爛豪華な錦絵となっています。庶民にとってのぞき見る事のできない大奥の様子を垣間見る事ができるとあって、一世を風靡しました。
多い物では二十数版もの版木を重ね合わせています。
源氏絵は幕末浮世絵の最高の技術をもって制作された最高峰の浮世絵といえます。